エッジAI
えっじえーあい意味・定義
クラウドではなく、デバイス側(エッジ)でAI処理を実行する技術。
解説
エッジAIは、クラウドではなく、デバイス上でAI処理を実行する技術です。スマートフォン、IoTデバイス、ドローン、自動運転車など、エッジ(末端)のデバイスで直接AIが動作します。 クラウドAIは、データをサーバーに送信して処理するため、通信遅延が発生し、プライバシーのリスクもあります。エッジAIは、デバイス内で処理が完結するため、リアルタイム性が高く、プライバシーも保護されます。また、インターネット接続がなくても動作します。 エッジAIの実現には、モデルの軽量化が不可欠です。量子化(パラメータの精度を下げる)、プルーニング(不要なパラメータを削除)、知識蒸留(大きなモデルの知識を小さなモデルに移す)などの技術で、モデルサイズを数十分の一に圧縮します。 Apple、Google、Qualcommなどが、エッジAI専用のチップを開発しています。iPhoneのNeural Engine、GoogleのTensor、QualcommのSnapdragon AIなどが、スマートフォン上で高速なAI処理を可能にしています。
使い方・例文
"スマートフォンのカメラアプリでは、エッジAIが顔認識、シーン検出、画像補正をリアルタイムで実行します。シャッターを押す前に、最適な設定が自動で適用されるのは、エッジAIのおかげです。 スマートスピーカーでは、「Hey Siri」「OK Google」といったウェイクワードの検出をエッジAIで行い、その後の音声認識だけをクラウドに送信します。これにより、プライバシーを保護しつつ、素早い反応を実現しています。工場では、エッジAIを搭載したカメラが製品の不良を瞬時に検出し、通信遅延なく製造ラインを制御します。"